元２階級制覇王者の堀口恭司（35歳＝American Top Team）が、９年ぶりに舞台を移した＜UFC Fight Night: Qatar＞（日本時間11月23日、カタール・ドーハ）で見事な復帰勝利を飾った。対戦相手はフライ級世界ランク１１位のタギル・ウランベコフ（34歳＝ロシア）。結果は第３ラウンド２分１８秒、リアネイキッドチョークによる一本勝ちだった。
――――
復帰への道程と背景
堀口恭司は、かつてＵＦＣで輝かしい戦績を残していたが（７勝１敗）、２０１６年を最後に同団体から離れ、国内外の他団体で活動を続けてきた。 その彼が再び「世界最高峰」であるＵＦＣのリングに帰ってきた。試合前のブックメーカーのオッズでは、堀口勝利のオッズは“2.75倍”と、相手ウランベコフ有利と見られていた。
このように多くが“下馬評”とする中で迎えた復帰戦。そこには「ただ戻る」だけでなく、「再び頂点を狙う」という明確な意志が垣間見えた。計量を乗り越えた後も、焼肉で“勝負飯”を採るなど、いつでも戦える状態を自ら演出していたという。
――――
試合の流れと勝利の詳細
試合序盤から堀口は慎重に距離を取りつつ、自身の武器である右ハイキックや右フックで相手のリズムを崩していった。ダウンを奪った場面では背後を取って冷静に極めに入り、迎えた第３ラウンド２分１８秒、リアネイキッドチョークで完全勝利を手にした。
試合後、堀口は「危ないと思った場面はなかった。良いパフォーマンスができた」と自信を滲ませた。 また勝利直後には、王座挑戦を暗示する挑発的な言葉も。「次はＵＦＣのベルト。パントージャはどこだ！？」と、現王者アレッシャンドリ・パントージャを名指しした。
――――
意味するもの、そして今後の展望
この勝利は、単に“復帰＝勝利”というだけの意味ではない。９年間もの時を経て、再びＵＦＣの舞台で完勝を収めたというのは、堀口にとっても格闘技界にとってもひとつの節目、と言える。国内外ファンに改めて「世界最高峰で戦える男」の姿を示した。
今後、次に注目すべきはＵＦＣフライ級ランキングの再浮上、そして王座挑戦というより大きなチャレンジだ。今回の相手が世界ランカーという壁を越えたことで、次なるステップへの道筋が出来上がったとも言える。
――――
まとめ
堀口恭司――“ザ・タイフーン”とも呼ばれる男が、９年というブランクを感じさせずにＵＦＣで華々しく復帰。技のキレ、冷静な展開、そして勝利後の言葉まで、すべてが「ただ戻った」ではなく「再びトップを狙う男」のそれだった。今後のその“再起動”に、大きな注目が集まる。
引用ツイート
https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fx.com%2Fkyoji1012&psig=AOvVaw0FpmBCgUAA6W2gJVRG5nJS&ust=1763930441267000&source=images&cd=vfe&opi=89978449&ved=0CBkQjhxqFwoTCPjvh-PPhpEDFQAAAAAdAAAAABAE
コメントを残す